DRAGON STONE

カルマートバックグラウンドストーリー第２話
「モルドガーデンの真実」

まだ竜と人が同じ言葉を話していた時代、一匹の獰猛な竜がいたという。
殺戮と破壊の限りを尽くしたその竜は、たくさんの魔導師たちの犠牲の元に封じられ、石と化したという。

時は過ぎて。

魔導都市ソロバベルの末裔、ハナが強大な魔力をもって今もその竜を封じ続けているという。
放出し続ける強力な魔力を封じるために、貴重な魔力を帯びた品々を用い、また、それでもなお洩れ出る魔力を封じた札を作り、生きる糧にもしているという。
カルマートは今日も平和だ。
だがもしもそれが仮初の平和であるとしたら？
もしもその札が竜のもとに集ってしまったとしたら、そこではいったい何が起こるだろうか？
それは誰も知らない。

ドラゴンストーンの伝説である。



＊フィクションです